美容皮膚科で保険診療が適応されるケースとは

注射

一般的な病院で治療を受ける場合、病気やケガを治すために受けるものであることから保険診療として健康保険が適応されます。それに対して美容皮膚科で行われる施術の多くは病気やケガを治療するものではなく、見た目を綺麗にすることを目的としています。このような目的の施術に対しては健康保険が適応されないため、保険診療として利用することはできません。そのため美容皮膚科で受ける施術は全て自由診療で費用を自己負担しなければいけないと思われがちですが、実際には保険診療で受けられる施術もあるのです。

保険診療を受けられるケースとしては、皮膚疾患を治療する目的で受ける施術が挙げられます。
例えばあざを治療する場合、特定のレーザー治療や切除縫合手術を利用すると保険診療として健康保険を利用することが可能です。これはあざの治療が国で認められている皮膚疾患の治療に該当しているためで、保険診療が適応される治療方法や施術を選択すれば保険が適応されます。ただ注意しなければいけないのが、保険診療が適応されるあざの種類や治療方法の種類は決まっています。そのため適応されるあざの種類ではなかったり、別の治療方法を利用した場合は保険診療となりません。

また脇汗治療の場合は病院によって保険診療が適応されるケースとそうではないケースがあり、術後の固定方法の選び方や片方ずつ手術するのかなどパターンによって異なっています。

わきがの治療や眼瞼下垂など日常生活に支障が出る病気を治療する場合は保険診療が適応されることが多く、症状を改善したいなどベーシックな治療を希望するのであれば保険診療が適応される可能性が高くなっています。

このように美容皮膚科でも保険診療が適応されるケースはあるので、事前に病院側に確認しておくことが大切です。